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毎年、入校志願者からよく寄せられる質問とその回答をまとめてみました。
Q.卒業後はどうなりますか? 当校ではプロの和裁士を育て上げることを目標にしております。ですから、卒業後は独立して 着物の仕立てを行います。当初は自分で仕事を探すことが困難であれば、当校から宅配便等 で送ることもできます。又、当校の専属となることも可能です。いずれにしても、自分で生計を 立てられるようになっていただきます。
Q.着物を着る機会はありますか? 全員が制服として着物、袴を着ます。着用は2月の針供養先輩の卒業式その他の催し物のときです。 制服の仕立ては先輩に手伝ってもらい、針供養までに仕上げます、着付けも習います。和裁の 技能を向上させるためにも自分で着物を正しく着ることが求められます。実際に着物を着ることによって その素晴らしさをお分かりいただけると思います。
Q.指導内容、方法について教えてください 入校後1年間は、和裁の基礎知識や基本技術を習得します。和裁道具、器具類の使い方、着物 の素材や種類などを学びます。和裁の一番大切な基本技術となる運針(針の持ち方からその運 び方)は「和裁の命」ともいえます。これらはカリキュラムに沿った教科で他の新入生と一緒に進 めます。当校の基本方針は、個別指導ですから、徐々に応用訓練になると、生徒一人一人の能 力に応じて、適切な指導をいたします。こうした過程を経て、自分の力で長襦袢を仕立てることに なります。2年目に入る頃には着物へと進んでいきます。
Q.寮はあるのですか? はい、あります。対象者は原則として通いが困難な遠隔地からの方です。寮は管理人在住のマ ンションを借り上げたものです。広さにもよりますが、通常2人で1部屋を使用します。寮生活は 入寮者自身が生活を管理しますが、門限や外泊などに関しては規則に従っていただきます。社 会人として、良識ある生活を求めます。
Q.正座をして縫うのは大変そうですが…。 確かに慣れるまでは時間がかかるかも知れません。しかし正座は、実は身体に一番楽な基本姿 勢なのです。しばらくすれば苦にならなくなるでしょう。それは実際に教室を訪問していただければ 、よく分かると思います。入学当初は別ですが、それを過ぎれば苦しそうに座っている生徒は一人 もいません。 誰もが慣れてしまうことなので、少しも心配はいりません。和裁は正座をして、両手 両足、両腕両肘を使って身体で覚えるものです。背筋をピンと伸ばした正しい姿勢で、一針一針 縫っていく。細かな心遣いがなくてはできない仕事です。正座はそのために必要な、そして最適な 姿勢であると言えるのです。
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